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【ヨガ哲学】身の回りを綺麗にすることを

プラスチックごみ問題 ヨガ

おはようございます。Takafumiです。このブログを運営している夫婦の旦那の方です。

もうすぐ年末、年末といえば大掃除ということで、今回はヨガの哲学を元に、身の回りを綺麗にするということは何なのかを深く考えてみました。

そもそも「ヨガの八支則」とは何かというと、ヨガを実修する上での8つの段階のことです。

アシュタンガヨガ(ヨガの八支則)

1.ヤマ Yama(禁戒):他人や物に対して、守るべき5つの行動パターン
2.ニヤマ Niyama(勧戒):自分に対し、守るべき5つの行動パターン
3.アーサナ Asana(坐法):ポーズを練習する
4.プラーナヤーマ Pranayama(調気):呼吸をコントロールする
5.プラーティヤハーラ Pratyahara(制感):感覚をコントロールする
6.ダーラナー Dharana(疑念):集中、感覚を閉じ込めて周りの物が気にならなくなる
7.ディヤーナ Dhyana(無心):瞑想、落ち着きのある静かな精神状態
8.サマーディ Samadhi(三昧)悟り、心の平静を保つ精神的喜び

引用元:http://yogaworld.jp

ヨガの八支則はヨガの教典ヨガ・スートラに記載されている教えで、精神の苦悩を克服して超越の境地に達し、最終的に完全な悟りに至るまでが解説されています。

今回はその中で、日常でやったほうがいいと言われているニヤマ(勧戒)のうちの、シャウチャ(清浄)について考えてみました。

シャウチャ(清浄)

「シャウチャ」とは、日本語では「清浄」と訳されます。次の通り、身の回りを清潔な状態に保つことです。

清潔な衣類を身につけることや部屋を掃除して常に清潔な状態を保ったり、もちろんお風呂に入ったりシャワーを浴びて身体を綺麗にすることも大切です。

身体の外側だけでなく、新鮮な食べ物や出来たての料理を必要最低限食べて、体内に毒素をためないということも必要です。

そして心の浄化、心を純粋に保つことも含まれます。ネガティブな影響を及ぼすものを減らし、ポジティブな影響があるものを選択します。

自分がポジティブになる「お気に入り」だけを回りに置いていく断捨離もシャウチャの教えに当たるものです。

他にも人の悪口で盛り上がったり、否定的なことばかり言う人との付き合いもネガティブな影響を及ぼすものなので、話題を切り替えたり、そういった人とは距離を置くということも必要です。

私は、このシュウチャという教えで身の回りを清潔にしたり、不要なものと必要なものを選択して、断捨離することも最近できるようになってきました。

しかし最近思うことがあります。「身の回りを清潔にする」ということは、自分の住んでいる空間だけでいいのでしょうか?

自分が住んでいるマンション、自分が住んでいる町、自分が住んでいる国、自分が生きているこの世界も「自分の身の回り」にあることだと私は思います。

自分が住んでいるマンションにゴミが落ちていたら拾っているだろうか。誰かが片付けるからいいやと思っていないだろうか。

よく走ってる、この町の公園が綺麗なのは誰のおかげなのか、自分は綺麗に利用しようと思えているか。

自分が住んでいるこの国が安全で住みやすいのは誰が作ってくれていて、自分はこの国に生まれたことを感謝できているだろうか。

私達が快適に暮らしている背景で、この地球環境がどんどん悪化していることを他人事としか思っていないだろうか。

私は上記のことを、どれもできてはいません。恥ずかしい話です。

ゴミが落ちていても拾わず、誰かが綺麗にしている、この町も国も当たり前のことだと思い、世界のきれいな風景を見ることはあっても、ごみ問題や環境破壊なんて興味すらもっていませんでした。

でもこの世界には、その問題に触れ、少しでも綺麗にしていこうと取り組んでいる人たちも沢山いるということを知りました。

知るきっかけになったのは、私達、夫婦がアクロヨガを習っている先生がFacebookに投稿した「プラスチックゴミの問題」についてでした。

プラスチックゴミの問題
アクロヨガの先生のfacebook引用

プラスチックゴミの問題

プラスチックごみの大半は土壌に埋める形で廃棄されるものの、自然分解しにくいという特徴があります。

なかでも、深刻な問題とされるのが海に捨てられたプラスチックごみの問題です。
日本の周辺の海でのマイクロプラスチックの濃度は、九州大学の磯辺篤彦教授による調査によると、世界平均の27倍に達しているそうです。

ゴミ袋や容器などのプラスチックゴミの他にも、洗顔や歯磨き粉のスクラブ剤としても使われていたマイクロプラスチックというものも、回収が難しく、問題になっています。

海に流れ着いたら魚、亀、海鳥、クジラなどが間違えて飲み込んでしまい、ひどい場合は命を失う事態にも、太平洋上には海流に乗って大量に滞留したプラスチックゴミのエリアに太平洋ゴミベルトという名前もつくほどに…

その魚を食べている我々の人体に、どんな影響を及ぼしているかは、まだ解明されていませんが、生物が命を落とすものが、少なくても身体に良い影響を与えるとは思えません。
「新鮮な食べ物や出来たての料理を必要最低限食べて、体内に毒素をためない」という「シャウチャ」の教えとは逆のことをしていることになります。


国連は,2022年までに使い捨てプラスチックを含む海洋ごみの主な発生源を排除する国際キャンペーンに乗り出しています。30か国以上が参加しており,国家レベルでの取り組みを進めると公言しています

その問題の解決に取り組んでいる企業も増えてきています。

プラスチック使用量を減らすための企業の取り組み

IKEA (イケア)

2020年までに、全世界で使い捨てプラスチック用品の販売、おおよび店内レストランでの提供を全面的に廃止すると宣言

アイスランド(イギリスに拠点を置く食品大手)

2023年までに全商品でプラスチックパッケージをやめることを決定・発表
プラスチックの代替素材として、完全にリサイクルが可能な紙・パルプ素材のトレーやパッケージを導入予定

ユニリーバ

2025年までに自社が使用するプラスチック容器の100%を再利用、リサイクル、堆肥化できるようにすると発表

LEGO(レゴ)

2030年までにレゴブロックの素材に石油を原料とするプラスチックを使用せず、『持続可能な新素材』を使用すると宣言

ネスレ(食品世界大手)

2025年までに同社商品の全パッケージをリサイクルまたは再利用可能なものに切り替えると発表

花王

2016年末に既にマイクロプラスチックビーズはすべて代替素材に切り替えが済んでおり、現在花王ではマイクロプラスチックを使用した商品は無い

資生堂

使用しているマイクロビーズは人体にきわめて安全性が高い原料とのこと。しかし、まだマイクロビーズの使用は続けているということで、アメリカでは連邦法に従い、原料を完全に置換予定、他のエリアでも2018年末までに切り替えを終了

テトラパック(ベルマークや牛乳パックの会社)

牛乳パックなどに利用していたプラスチックストローに変わる、紙製ストローを開発するという計画を公表、ゴミの分別を不必要にすることで、プラスチックゴミの混入や廃棄に対する抜本的な解決策とするようです。

マクドナルド

プラスチック製ストローの使用をやめ、紙製に変更することを発表。

スターバックス

プラスチック製の使い捨てストローの使用を、2020年までに世界中の店舗で全廃すると発表

私達ができることを探す

世界規模で、この問題に取り組んでいる中、私達もできることからやっていくべきだなと思います。

例えば、買い物の時のエコバック、ペットボトルのゴミを増やさない為に、スーパーで汲める水や浄水器を利用したり、スターバックスに行く時は店内用のマグカップを利用する、持ち帰りのときはマイボトルを持っていく。プラスチックのストローは使わないなど、できることから、初めて行くことが大切だと思います。

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