自分が明日死ぬかもしれないと思ったときに、僕は何をするのだろう。
そんなことを考えさせられる絵本を読んだ。
絵本のタイトルは
とある男性の前に死神が現れて、明日お前は死ぬと宣告される。
その男性は、死ぬ前に、普段伝えていなかった妻への沢山の感謝を涙ながらに1通の手紙にしたためた。
「いつもご飯を作ってくれてありがとう。
恋人になってくれてありがとう。
妻になてくれてありがとう。
父親にさせてくれてありがとう。」
死神は必ずその手紙を妻に渡すように伝え、男性の前から消えた。
家に帰った男性は、死神と約束通り、すぐに妻に手紙を渡した。
その手紙を読んだ、妻はポロポロと涙を流した。
手紙には明日死ぬという文章はなかったので、妻の涙は悲しみの涙ではなく、感動の涙で泣いていたのだと思う。
そして、その後は死神が男性の前に現れる事は2度と無く。
末長く夫婦は幸せに暮らしたという話。
自分か明日死ぬかもしれないという確率はゼロではない。
交通事故に遭うこともあれば、南海トラフ地震が起こるかもしれない。体が急に不調になるかもしれない。
自分はやりたいことできているのだろうか?
本当に食べたいものを食べているだろうか?自分の生命を大切に扱えているだろうか?
大切な人に感謝の気持ちを伝えられているだろうか?
そう思うと、今やるべきことは何なのかと真剣に考える。
妻や、生まれてくる子供、親、兄弟、出会えた仲間たちに「ありがとう」と感謝の思いが溢れてくる。
今生きている。
呼吸ができている。
当たり前のことにも感謝できる。
祖母の49日で実家に帰る飛行機の中でそんなことを思った。
あと何回、僕は父や母と会うことできるだろう。
今日は少し照れ臭いけど感謝を伝えてみようと思う。
とりあえず、飛行機が墜落しなくてよかった(笑)
コメント